CCUSの運用がラクに!「グリーンサイト」とCCUSの連携がスタート

CCUSとグリーンサイトの連携イメージ

2019年から普及が進んでいる建設キャリアアップシステム。その早期普及を図るため、他の既存のデータベースを利用して現場ごとの就業履歴などのデータを簡単に連携するサービスが開始されています。MCデータプラスの労務安全書類の作成・提出・管理サービス「グリーンサイト」も、建設キャリアアップシステムの「就業履歴データ登録標準API連携認定システム」(※)の一つに認定されています。今回はグリーンサイトでのデータ連携サービスの特長とメリットについてお伝えします。

(※)API(アプリケーション プログラム インターフェイス)を利用し自社と他社のシステムとを連携したり、外部サービスから一部機能を呼び出したりすることをAPI連携という。

データ連携により現場ごとの事前準備が大幅に低減

4種類の情報をグリーンサイトから共有

2019年から運用開始された建設キャリアアップシステム(略称:CCUS)。その運営主体は、建設業界の主要団体が加盟する一般財団法人建設業振興基金です。建設技能者の就業履歴や保有資格などを業界統一のルールの下でシステムに蓄積して、技能者の技能と経験に応じた適正な評価と処遇が受けられる環境を整備することを目指しています。

MCデータプラスが提供する労務安全書類の作成・提出・管理サービス「グリーンサイト」は、2019年8月30日にCCUSの就業履歴データ登録標準API連携システムとして認定されました。これに伴い、同年9月9日から「CCUSデータ連携サービス」も開始しています。

グリーンサイトは、労務安全書類の管理・作成などを主な目的としたサービスですが、建設キャリアアップシステムで必要となる情報と、グリーンサイトで登録する情報の項目は似ています。グリーンサイトから必要な情報をCCUSに送り、CCUSでの入力の手間を省くことができるのが「CCUSデータ連携サービス」です。

連携可能なデータは以下の4種類です。

  • グリーンサイト利用中の220社以上の元請会社が施工する、約1万7000か所の現場の「現場・契約情報」
  • 当該現場に参画する専門工事会社、約45万社の「施工体制(編成)情報」
  • 約140万人の技能者の「就労履歴情報」
  • 職種・役割等の作業員名簿情報をもとにした「施工体制技能者情報」

これらの必要な情報を、現場ごとにCCUSへ連携するので、CCUS側での登録作業が大幅に削減できます。

片方の登録作業で双方のシステム上の情報を更新

CCUSデータ連携サービスは、グリーンサイトの元請会社向けオプションサービスです。利用にあたっては、グリーンサイトの契約に加えてMCデータプラスへ「CCUSデータ連携サービス」の利用を申し込む必要があります。
また、CCUSへ事業者登録を行い、事業者IDを取得しておく必要もあります。

実際に元請会社がCCUSデータ連携サービスを利用する際の初期設定の時系列フローは下図の通りです。
グリーンサイト上で管理している作業所の操作画面で「CCUSデータ連携サービス」の設定をオンにすると、夜間のうちにCCUSシステム上に「現場・契約情報」が作成されます。2日目にはグリーンサイト上でCCUSの現場IDが自動設定され、3日目以降は「施工体制情報」「就業履歴情報」「施工体制技能者情報」など当該現場におけるグリーンサイト上の最新データが日次でCCUSにも反映されていく仕組みです。

●初期設定の時系列フロー
初期設定の時系列フロー

このCCUSデータ連携サービスでは、グリーンファイル上の情報のほか、当該現場の通門管理機能(入退場管理)で登録された入場情報も日次でCCUSシステムに連携されます。それぞれの元請会社は、QRコードや非接触ICカードサービス、各種生体認証、モバイル(スマホアプリ)など、現場規模や環境に合わせた様々な就業履歴登録方法を利用可能です。

協力会社はグリーンサイトに既に加入しているのであれば新たにサービスを申し込む必要はありませんが、CCUSへ編成情報や技能者のデータを反映させるために、グリーンサイト上にも事業者IDや技能者IDを登録しておく必要があります。

あとはグリーンファイルを元請会社に提出すれば、「施工体制情報」「施工体制技能者情報」がCCUSへ自動で連携されます。「就業履歴情報」の記録は毎日の入退場時に技能者が読取端末に応じたカードなどをかざすだけ。入退場の情報がグリーンサイトに毎日反映されます。最後に元請会社が承認を行えば、グリーンサイト内の就業履歴の情報をCCUSへ送って情報を更新できます。

●CCUSに直接すべての情報を入力する場合の手間

●グリーンサイトを活用して情報入力する場合の手間

●グリーンサイトの通門管理(入退場管理)で利用できる端末一覧

CCUSデータ連携サービスは2020年9月まで無料!

前述しましたが、技能者の評価・処遇向上のために就業履歴等を蓄積するCCUSと、労務安全書類を管理して施工体制台帳を作成するグリーンサイトとでは、本来、用途も役割も異なります。しかし、グリーンサイトですでに蓄積されているデータはCCUSに連携できるので、重複している情報を登録する手間が省けます。

グリーンサイトでは、CCUSの利用者拡大を支援するため、2020年9月まで、元請会社向けにCCUSデータ連携サービスを無料で利用できるキャンペーンを実施しています。
すでにグリーンサイトを利用中のユーザーにとっては、新たにCCUSへの事業者申請や事業者IDの登録さえ行えば、開設の2005年以降に慣れ親しんだこのシステムを通じて、CCUSへ情報の蓄積を同時に行えるわけです。このメリットは大きいですね。

またグリーンサイトには、CCUSへの加入状況(事業者登録・技能者登録)を現場ごと・支店ごと・全社などの分類別に集計できるほか、提出されたグリーンファイルに登録されている職種・地域・年代別等の各種指標で分析できる、元請会社向け分析オプションサービス(※)もあり、改善ポイントの抽出や各種報告が迅速に行えます。既にグリーンサイトに加入済みの元請会社の方は、CCUS利用促進を兼ねて一度試してみるのもいいかも知れません。
グリーンサイトにまだ利用していない方は、CCUS加入をきっかけに労務安全書類のペーパーレス化を検討してみはいかがでしょうか。

(※)利用にあたっては事前にMCデータプラスにお問合せください。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でケンセツプラスをフォローしよう!