現場でおすすめのレインウェアはイージス!? 人気メーカーを比較してみた!

春先は天候が変わりやすく、真夏のように気温の高い日もあれば、肌寒い日もあり、なかなか服装選びも難しいものです。特に建設現場や外仕事では、雨など降ろうものなら、作業も思うように進みません。

梅雨の時期は、屋外作業も遅れ、材料の防水対策など工期とにらめっこしながらの毎日になります。雨の日も作業は存在しますが、そんな日の強い味方が雨具、レインウェア、合羽(かっぱ)になります。

何度も雨天での作業を経験している皆様はよくわかってらっしゃると思いますが、レインウェア選びは実に悩ましいもの。

今回は建設現場でおすすめのレインウェア、雨具を紹介していきます。

レインウェア選びのポイントは防水性?透湿性?

レインウェアを選ぶポイント

レインウェア選びの難しいところは、耐水性と動きやすさ、撥水性、透湿性など機能で検討する点が多いのに加え、活躍するときが限られているため、その場しのぎの安価なものを購入してしまうこともあります。

すると、ちょっとどこかに引っ掛けて破れてしまったり、手元・足元の隙間から水が入ってきたり……とイライラすること間違いありません。

とは言え、耐水性抜群のレインウェアを着て作業をすると、中から蒸れてきて……梅雨の時期ですし不快指数が高まることは目に見えています。

では、レインウェアを選ぶ上でのポイントを見ていきましょう。
 

ポイント①耐水性・防水!やっぱり水を弾いてなんぼ!

レインウェアなので、第一に考えたいのは当たり前ですが耐水性です。「雨は防げりゃそれでいいよ」という豪快な方も、耐水性の目安は知っておいても損はないと思いますよ!
 

耐水性とは?
JIS(日本工業標準調査会)の規格では、生地の上に1cm四方の筒を立て、その中に水を注ぎ、記事の裏に水が滲み出たときの高さが耐水圧になり、「mmH2O」の単位で表示されます。10,000mmH2Oだと、10メートルの高さの水圧に耐えられることになります。

 
と言っても、わかりにくいと思いますので、株式会社ブリヂストンによる目安を紹介します。

  • 傘……250mmH2O
  • 小雨……300mmH2O
  • 体重75kgの人が濡れた場所に座ったときの圧力……約2,000mmH2O
  • 中雨……2,000mmH2O
  • 小雨や小雪をしのぐ程度……約5,000mmH2O
  • 大雨……10,000nnH2O
  • スキー、ゴルフ……約11,000mmH2O
  • 濡れた場所へひざまずいているときの圧力……約11,000mmH2O
  • 嵐……20,000mmH2O
  • 雪山登山……20,000mH2O以上

 
建設現場では、大体10,000mmH2O以上を目安にすればよいかと思います。ただし、この基準は購入時(新品)の数字になります。使用・洗濯とともに摩擦によって生地の機能は低下していきます。
 

ポイント②雨を防げても蒸れて不快!透湿性も大事になります!

雨は防げているけど、蒸れて気持ちが悪いとただでさえ湿度が高いのに作業をしていても快適ではありません。ポイント②は、透湿性になります。
 

透湿性とは?
生地1㎡あたりに24時間で何gの水分を透過できるかを表します。単位は「mg/㎡-24h」となりますが、単純に「mg」だけ表記されることもあります。

 
と言っても、わかりにくいと思いますので、人間はどの程度の汗をかくのか?をまとめてみましたので、ご覧ください。

  • 大人安静時1時間……約50ml
  • 軽い運動時1時間……約500ml
  • 激しい運動1時間……約1,000ml
  • 通勤1時間(約27℃)……約200ml
  • 睡眠8時間(約29℃)……約500ml
  • サッカー1.5時間(約26℃)……約2,000ml
  • ゴルフ1ラウンド(4.7時間/約23-32℃)……1,075g
  • 剣道1時間(約30.4℃)……2,700g

※「ポカリスエット水分補給について」「ミドリ安全 意外と深い!?レインウェア」より
 
個人差はありますが、人間は軽作業でもある程度の発汗をしますので、暑く湿度が高いとより発汗が促されます。せっかくレインウェアで雨を防いでも、中が汗でベチョベチョになってしまうと残念極まりありません。レインウェアを選ぶ際は、透湿性もチェックしましょう。3,000ml以上の透湿性はほしいところです。
 

ポイント③やっぱり動きやすさ、伸縮性が重要です!

耐水圧と透湿性の他に、気になるのは伸縮性です。せっかく雨から身を守り、快適となっても動きにくければ、建設現場ではアウトです。ストレッチ・伸縮性のある素材であったり、動きやすさを重視した構造になっていることを確認しましょう。
 

ポイント④ディティールにもこだわるべし!

上記3点は、建設現場ならずともレインウェアを選ぶ際のポイントになりますが、ディティールまでチェックしていくことで、より用途にフィットしたレインウェアを見つけることができるはずです。
 
例えば、「撥水性」や「ポケットの有無」、裾や袖口から絞れるのか?(水の侵入を防ぎます)、肘や膝など破損しやすい箇所の耐久性は?など気になる箇所はチェックするようにしましょう。
 
次項からこの4つのポイントを比較しながら、レインウェアを紹介していきます。
 

ワークマンAEGIS(イージス)の実力は?

ワークマンイージス
ワークマンの「AEGIS(イージス)」シリーズは、建設現場はもとより、アウドドア好きの方々から高い支持を獲得している人気の防寒防水ブランドです。特にバイカーや釣り好きの人から、高性能・高機能にも関わらずコストパフォーマンスが抜群だと一気に広まっていきました。
 
この既設の防水具・雨具としてまず候補としてあがるのも、ワークマン。その中でも「AEGIS(イージス)」シリーズでしょう、ということでまずはこちらから紹介していきます。
 

『AEGIS(イージス) 2.5レイヤーハードシェルジャケット』
3,900円(税込/上のみ)

  1. 耐水圧:15,000mmH2O
  2. 透湿性:3,000g/24h
  3. 伸縮素材ではないが、細身のシルエットで体にフィットして動きやすい
  4. 透湿性もありながら、脇下にはファスナーが付いており、開けることで温度調節が可能。さらに収納袋付きもうれしいところ!パンツは別のものを購入する必要があり。

 
まず紹介するのが『AEGIS(イージス) 2.5レイヤーハードシェルジャケット』です。耐水圧、透湿性、伸縮性ともに素晴らしく、コストパフォーマンスも圧倒的でレインウェアの定番と言えそうです。
 

『AEGIS RAIN SUIT BIKERS(バイカーズ)』
5,800円(税込/上下セット)

  1. 耐水圧:15,000mmH2O
  2. 透湿性:なし
  3. 伸縮素材ではないが、腕、腰、足に絞りのアジャスターが付いている。腕周りはアクティブカットになっており、動きやすい。
  4. 防水用のネックガード、衝撃をやわらげる膝パット(取り外し可能)が付属。バイク用のため耐風圧に優れた機能性を保持。収納袋有り。

 
つづいて紹介する『AEGIS(イージス)BIKERS』は、バイカー用に特化したレインウェアです。着てみるとこんな感じになります。

イージス着てみたややオーバーサイズでしたが、着てみると完全防備というイメージです。春〜夏ですと少し暑く、透湿性もないのでやはりバイクに乗るときや、気温が低く、風が強い日などには活躍してくれそうです。秋〜冬は『AEGIS(イージス)』は欠かせない……と改めて確認。

袖口、裾は絞ることができ、ネックウォーマーもついているので、あらゆる隙間からの雨の侵入は防いでくれます。

 

 

 

イージス復路に入れてみたそして、レインウェア・雨具を常備しない大きな理由に「持ち運びがしにくい」があるのではないでしょうか。収納袋があるとこんなにコンパクトになり、バッグにも入れることができます。
 

 

 

ワークマンなら「FieldCore(フィールドコア)」シリーズがおすすめ!

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「FieldCore」(フィールドコア)シリーズは、「アウドドアブランドをカジュアルとして着る」をコンセプトに高品質・高機能・デザイン性を重視したブランドです。タフさや機能性などハードな環境を想定したアウドドアウェアが建設現場に適応しているのは、皆さんも御存知の通り。
 
レインウェア以外にも、「FieldCore」(フィールドコア)シリーズは長靴、作業着、パンツ、Tシャツなどを幅広い商品を展開。今夏の建設現場で大いに力を発揮してくれそうです。
 

『透湿レインスーツSTRETCH』
4,900円(税込/上下セット)

  1. 耐水圧:10,000mmH20
  2. 透湿性:5,000g/24h
  3. ストレッチ素材を使用で動きやすい!
  4. 耐水圧、透湿性もクリア!さらにストレッチ素材を使用しているため、抜群の動きやすさ!収納袋付き!

◎ワークマン「FieldCore」

 

その他のワークマンのレインウェア

これまで紹介してきたのものは、3900〜5800円ほどの価格帯でしたが、もっとお手頃なものから試したいというリクエストに応えられるのが、ワークマン。とりあえず雨さえ防げればいいやというニーズもあるかと思います。

そんな方におすすめなのが、こちら。

『透湿レインスーツ FREEDOM』
2,900円(税込/上下セット)

  1. 耐水圧:10,000mmH20
  2. 透湿性:5,000g/24h
  3. ポリエステル100%で特別な措置はなし。しかし、Lサイズで約390gと軽く、動きやすい!
  4. 特殊撥水加工を施しており、収納袋付き

 
耐水圧・透湿性もクリアしており、これまでに紹介してきた商品と比べると、安く手に入れることができます。とりあえず1着という方におすすめです。

耐水圧10,000mmH2Oのレインウェア(上下セット)が、1,980円から用意しており、『ナイロンヤッケACTIVE』は580円、『ポリエステルヤッケ』は、399円と急な降雨に対応しやすいお値段の商品も魅力的。
 

ワークマンに負けない!おすすめのレインウェア


もちろんコストパフォーマンスが高いレインウェアを取り扱っているのはワークマンだけではありません。ここでは、ワークマン以外のメーカーで建設現場の強い味方になってくれるレインウェアを紹介します。

『Makku ACTION PLUS』

3,980円〜(税込/上下セット)
※インターネットでの価格になります。取扱店舗により異なります

  1. 耐水圧:10,000mmH20
  2. 透湿性:2,000g/24h
  3. アクションカットなので腕周りの動きはスムーズ!
  4. 裾はワンタッチで絞ることが可能。収納袋付き。

“雨の日こそ、行動的に”を掲げるレインウェア・ウィンターウェアを専門に取扱うMakku。数多くの商品が、高機能かつデザインも格好良く、コストパフォーマンスも高くなっています。その中でも建設現場でおすすめしたいのが、『Makku ACTION PLUS』。耐水圧・透湿性・動きやすさを兼ねており、非の打ち所がありません。耐久性に特化したシリーズ(耐水圧:20,000mmH2O/透湿性:なし)や機能性に特化したシリーズ(耐水圧:10,000mmH2O/透湿性:なし)もあるので、作業に合ったレインウェアをセレクトしましょう。

◎株式会社マック 公式ホームページ

 

川西工業株式会社『アクションハイブリッド』

3,980円〜(税込/上下セット)
※インターネットでの価格になります。取扱店舗により異なります

  1. 耐水圧:10,000mmH20
  2. 透湿性:5,000g/24h
  3. ひじ・ひざ部分は3D立体裁断で動きやすい。
  4. 袖口はマジックテープ、裾はスナップボタンが付き、絞りを調整可能。

川西工業株式会社の作業用手袋を使用している人も多いのではないでしょうか? 『アクションハイブリッド』は、耐水圧・透湿性・動きやすさのすべてにおいてこれまでの商品と比較しても遜色はありません。男女兼用であることもうれしいポイントです。川西工業株式会社からは、他にも『雨職人』や『透湿防水ツナギ服』(ともに耐水圧:5,000mmH2O/透湿性:2,000g/24h)など多彩なレインウェアを発売しています。

◎川西工業株式会社 公式ホームページ

 

カジメイク『KJブリザテック レインパーカー』

4,980円〜(税込)
※パンツは別売りになります
※インターネットでの価格になります。取扱店舗により異なります

  1. 耐水圧:10,000mmH20
  2. 透湿性:10,000g/24h
  3. 3D立体裁断で動きやすい。
  4. デュールファンク®を最小した撥水加工。袖口調節も可能。

驚異の透湿性10,000g/㎡・24hを誇るカジメイクの『KJブリザテック』。それは“呼吸する皮膜”とも呼ばれる東レコーテックス株式会社が生み出したブリザテック®によって実現したもの。さらに撥水性に優れたデュールファンク®加工も施され、透湿防水はまさに盤石の布陣。価格がレインパーカーのみでこれまで紹介してきた商品より高くなりますが、この機能を考えるとかなりお手頃かと思われます。

◎カジメイクカタログ

 

値段は高いが機能は抜群のアウドドアブランド

アウトドアブランドのレインウェア
その他に、防水透湿素材の代表格であるゴアテックス®から登山やアウドドアの有名ブランドからは独自の防水透湿素材が発表されています。価格が高くなる分、機能も申し分ありませんが、作業用として使用するかどうかは判断が別れるところでしょう。ゴアテックス®素材は、常に進化しており、ゴアテックス®アクティブやゴアテックス®プロなど機能も一様ではありません。

ここではゴアテックス®以外のおすすめレインウェアを紹介していきたいと思います。
 

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MIZUNO(ミズノ)『ベルグテック®EXストームセイバーVI レインスーツ』

15,660円(税込)

  1. 耐水圧:30,000mmH20
  2. 透湿性:約16,000g/24h
  3. 立体スリーブ
  4. 100洗耐久撥水加工。靴が履いたまま着脱しやすい。収納袋付き。

MIZUNO(ミズノ)が誇る「ベルグテック®EX」は、数値をご確認いただくだけでもその高機能がわかると思います。また驚くべきは、その撥水加工。撥水加工は洗濯をするたびに機能は下がりますが、「ベルグテック®EX」は、100回の洗濯を行っても耐久撥水加工になっています。パンツには太めの設計で、サイドにファスナーが付いており、靴を履いたままでも着脱しやすいのはうれしいですね。

◎ミズノアウドドア公式サイト

 

Fumimaroさん(@fumi_comandante)がシェアした投稿

mont-bell(モンベル)『レインワーカー ジャケット』

13,400円(税込)

  1. 耐水圧:20,000mmH20
  2. 透湿性:15,000g/24h
  3. 立体裁断
  4. 超耐久撥水性(洗濯20回以上)。耐摩耗性を備えた高強度素材を使用。

mont-bell(モンベル)が独自に開発した防水透湿素材ドライテック®を使用。さらに作業用のため、高い強度を持つ糸で高密度に織り上げ、一般的なナイロン素材と比較して3倍の耐摩耗性を誇ります。強度を誇りながらも素材は柔らかい着心地を実現。身幅にゆとりがある構造になっており、動きやすさも良好です。mont-bell(モンベル)は、ドライテック®の他に、防水性に優れたハイドロプロ®やストレッチ性を重視したドライテック®ストレッチなど様々な高機能素材のレインウェアを開発しているので、選ぶ楽しさがあります。

◎モンベル公式サイト レインウェア

レインウェアの洗濯やお手入れは?

レインウェアの洗濯とお手入れ

高機能素材を使用しているレインウェアを長く使用するには、定期的なメンテナンス、お手入れが大切になります。ここではレインウェアの洗濯・手入れについて紹介します。

洗濯の頻度は?機能が落ちない?

多くのレインウェアが防水透湿素材を使用しているため洗濯をするたびに素材の機能が低下しないか?という疑問を多くの方がお持ちかと思います。しかし、雨天時に使用すると目に見えない汚れが付着しているため、洗濯による劣化より、洗濯しないことによる劣化の影響の方がはるかに大きくなります。

「濡れたら乾かす」「汚れたら選択する」の2つを守るのが基本になります。

【レインウェアの基本的な洗濯のルール】
※必ず洗濯絵表示タグを確認しましょう。下記に当てはまらない場合もあります

  1. ファスナー、ボタン、マジックテープはすべて閉める(破損防止)
  2. 収納タイプのフードは出しておく
  3. 必ずネットに入れる
  4. 中性洗剤、もしくは防水ウェアの専用洗剤を使用しましょう
  5. 十分にすすぐ(脱水機はしようしない)

<「mont-bell(モンベル)レインウェアのお手入れ方法」より>

メンテナンス・お手入れ方法

防水透湿素材のレインウェアには撥水加工がされているものがほとんどです。撥水加工は洗濯をするたびに機能は低下していきますので、市販されている衣類用の防水・撥水スプレーを使用するのも良いでしょう。衣類用でない場合は、透湿性を損なう恐れがありますので、注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか? レインウェアの基本は防水透湿・動きやすさにあり、現在は高機能素材でも手に入りやすい価格のものが多く発売されています。
梅雨の時期や雨の日はできるだけ快適に作業をするためにも、フィットしたレインウェア選びの参考になればうれしく思います。

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