仕事時間の時短も可能!?建築EXPOに最先端のツールや建材が大集合!

道具は現場で働くために欠かせない存在。普段から使っている道具に愛着がある方は多いと思いますが、新しい技術を使った道具を積極的に現場に取り入れている方は少ないかもしれません。

けれど、ちょっと考えてみてください。最先端の技術を使ったツールを取り入れることで、作業時間が短縮されてプライベートの時間が増えたり、施工の精度が上がり新しい受注に結びつくなど、多くのメリットが生まれる可能性があるのです。

これらの最先端のツールや建材を集めた「住宅・都市イノベーション総合展」が東京ビッグサイトで2016年12月14日(水)〜16日(金)の3日間開催されました。

「住宅・都市イノベーション総合展」は、住宅・ビルから都市開発まで建築のすべてを網羅した大型展示会。会場には約320社が出展し、壁材やサッシなどの建材や、トランシーバーや安全帯などの建築備品、施工管理アプリなどの現場で役立つツールなど、様々なものが展示されていました。

今回はこの中から現場で役立つ最先端のツールをご紹介していきます!

現場にもIT化の波が。スマホやタブレットで使えるお役立ちアプリ達

建設業界でもICT化が進む

会場を回った中で、現場ですぐに役立ちそうだと感じたのは、スマートフォンやタブレットなどのアプリでした。

ご紹介するアプリは、現場で必要になる図面や写真をインターネットを通して共有できたり、進捗報告のために撮影した写真の整理を簡単にしてくれるもの。

スマホやタブレットがあればすぐに使えるものなので、工期や労働時間の短縮に一役買ってくれるはずです。

スマホで現場の資料を一元管理、チャット機能でやりとりも便利になる「nekonote(ネコノテ)」

「必要な時に限って工程表や図面が見つからない」「初めて向かう現場のメモを忘れてしまい事務所まで取りに戻った」……なんてことは現場で働く方なら一度は経験したことがあるはず。

nekonoteは現場の資料(現場情報・地図・工程表・図面など)をインターネット上で一元管理してくれるアプリで、スマホやタブレットがあればいつでもどこでも資料を呼び出して確認することができます。

資料が一元管理できるnekonote

チャット機能や写真の共有機能も付いているので、進行報告や日報代わりにも使えますし、トラブルがあってもすぐに現場の状況を確認することも可能。スマホから取引先と工程表や案件情報の共有もできるので、現場のコミュニケーションを無駄なくスムーズに進められそうです。

かゆいところに手が届く機能

このほか、現場近くのコンビニや駐車場を検索する機能は、地味に役立つものではないでしょうか。

リノべる株式会社「nekonote」

現場で撮影した写真を、便利に素早く整理できる「PICTUM(ピクタム)」

現場写真を素早く整理できるアプリ

現場調査や土木建築現場ではメモ代わりに写真を撮影することがありますが、その管理は大変……。作業が終わってから夜遅くまで写真整理に追われた方も多いと思います。

PICTUMは現場で撮影した写真の管理ソフトで、スマホやタブレットで撮影した写真をインターネット上に保存できるアプリです。

面倒な写真整理を効率化

タブレットのGPS機能を使って写真を撮影すると、自動的に「位置情報」や、撮影した写真の「方角」を記録することができ、撮影後は時系列順に写真を整理してくれます。写真のデータはインターネット上で保管できるので、取引先とのやりとりも簡単。

天井や壁面など、似たような写真が並んでしまって整理が大変な箇所も見分けやすく、写真整理の時間を大幅に短縮してくれそうです。

日本コントロールシステム「PICTUM」

タブレットから図面をチェック、進捗管理も同時にできる「LAXSY(ラクシー)」

スマホやタブレットで図面を共有できるLAXSY

LAXSYは、仕上検査や設備検査に特化したアプリで、iPadなどのタブレットから現場の図面を確認して、現場の様子や作業の進捗を入力することができます。

入力項目は「天井・壁・床」などの部位や、「割れ・はがれ・へこみ」などの不具合、施工した業者や、コメント、現場の写真など。入力したデータはインターネットを通して事務所や自宅のパソコンなどに共有され、取引先との進捗のやりとりもパソコンで簡単にできます。

タブレットで拡大も簡単に操作
データ管理が可能なのですぐに共有が可能

やりとりがスムーズになることで工期の短縮が見込めるほか、事務所と現場間で図面を持ち運ぶこともなくなるので、とても便利なアプリだと感じました。

YSLソリューション「LAXSY」

VRのバーチャル展示場やビットなど。会場で目立った現場グッズ

DSC_2013

アプリのほかにも、会場では安全帯やビット、変わったところではVRシステムを利用したバーチャル住宅展示場など、様々な現場グッズが展示されていました。次は会場の中で目を引いた建材やツールをご紹介します。

2mm厚の鉄を簡単に貫通するダイアモンドブレード

株式会社関西工具製作所のブースで展示されていたのは、ドリルのビットやホールソー、ダイアモンドのブレード。実演されていたダイアモンドビットは2mm厚の鋼材に3分も経たずに穴を開けてしまいました。

スパイダーナットは、現場のニーズに応える商品

見た目は地味ですが、施工に役立ちそうなものがサンコーインダストリー株式会社のスパイダーナット。溶接が難しいアルミのポール内部に打ち込み、接続を可能にします。小さくても引張強度は1t。ハンマーで打ち付けるだけで簡単に取り付けることができるそうです。

窓に取り付けることができる太陽光パネル

展示の中にはこんなものまで。伊藤電子工業株式会社が展示していた「スマート発電ウィンドウ」は、窓に取り付ける太陽光パネルで、車や家の窓に取り付けるだけで発電ができます。まだ開発段階の製品ですが、将来的に現場で見かける日もやってくるかもしれません。

省エネのLED照明など照明商品も多数展示

照明ブースで目に付いたのはLED電灯。ニイヌマ株式会社が発売している現場用LED照明はカーボン樹脂でできた軽量ボディが特徴で、一般的な現場灯に比べて10分の1の電力で、同程度の明るさをキープできるそうです。

1つ6万円と求めづらい価格ですが、今後価格が安くなれば現場で見かける日もやってくるかもしれません。

VR商品も建設業界で活躍

最後に、現場には直接関係ないかもしれませんが、福井コンピュータアーキテクト株式会社のブースで見かけたバーチャル空間体験システム「ARCHITREND」をご紹介します。

この製品は、いま話題になっているVR(バーチャルリアリティ)を使って、これから建てる家やオフィスを疑似体験してもらうものです。ヘッドゴーグルをつければ目の前にキッチンやリビングが広がり、歩いたりしゃがんだりすると動きに合わせて視点が変わります。

編集部メンバーも体験してみましたが、本当に家の中にいるようで、キッチンの高さや廊下の幅など、完成後の家がよくイメージできました。このシステムが普及すれば施主さんと設計士のすれ違いも少なくなりそうです。

「住宅・都市イノベーション総合展」の入り口

今回の「住宅・都市イノベーション総合展」では、冒頭でご紹介したアプリをはじめ、LED照明や太陽光パネル、VRなど最新のテクノロジーの発達で生まれた製品が目立っていました。まだ価格の高いものがあった反面、アプリなどは導入しやすい値段設定のものが多かったので、リンクからチェックしてみましょう!

日々技術が発達している現代。今後はこれまで以上に現場の作業を便利で快適にしてくれるツールが生まれるかもしれません。これからの現場がどのように変化していくか、楽しみなところです。

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